【海外移住】子連れ海外移住のおすすめはどこ?アジアがアツイ理由。

子連れ海外移住におすすめ。初心者はとりあえずアジア?

今回は「どこに移住するのが良いか」に焦点を絞って調べたことをまとめていきたいと思います。
海外移住と一言で言っても、移住先は星の数ほどあります。アメリカ?イギリス?北欧?夢は膨らむばかりですが、なにせ我が家は英語戦闘能力ゼロ。いきなりアメリカなんて怖すぎます笑
というわけで、我が家の視点から見て移住先としていいかも?!と思えた国をご紹介します。
参考までに・・・
【我が家のデータと条件】
メンバー:夫、わたし、長女(3歳)、次女(1歳)
最低条件:治安が悪すぎない。
ひとまず結論から言うと海外移住先としては【アジア】に絞っています。その理由も合わせて是非、ご覧ください。
海外移住になぜアジアなのか。
すばり「何となく安心だから」・・・!!そんなフワッとしていていいのかなと不安になりますが、やはり同じアジア人として共通する部分は多いのではないかと思います。見た目も似ているしね。
あとは日本からの距離。やはり年一度くらいは帰国したいと思いますのであまりにも遠いと移動が大変。アジア圏ならばそこまで気負いしなくてもサクッと帰ってこられるかなと思いました。
アジア圏内での海外移住と言えば、【シンガポール】【マレーシア】が代表的なところです。詳細を調べるまでは「いいね、いいね!!行こ行こ!!」と言うノリで夫と盛り上がりました。
しかし、調べれば調べるほど立ちはだかる海外移住のハードルの高さに驚いているところです。それではシンガポールとマレーシア、そして個人的に一番気になるフィリピンも見ていきます。
【海外移住】シンガポール編
それでは、まず海外移住の王道!!シンガポールを分析していきましょう。
メリット
・治安が良い。
夜の一人歩きは「控えた方が良い」という注意喚起レベル。まあ日本にいても夕方以降に家を出ることはほとんどないので問題なし。
日中は、日本と同じように安全であると言えそうです。ただしスリやひったくりはある模様。
・多国籍な国であるため色々な国の文化を体感できる。
シンガポールの公用語は英語、中国語、タミル語、マレー語となっています。いく場所によってそれぞれの文化を色濃く感じることができるため、爆発的に経験値がUPしそう。
・教育レベルが高い。
世界中から教育のために移住するという人がとても多いのがシンガポール。
OECD(経済協力開発機構 ※2)の調査によると2018年の学習到達度調査では【読解力・数学的リテラシー・科学的リテラシー】において、全参加国・地域(79カ国・地域)中、第2位となっている。それだけ教育には力が入っている国。それがシンガポールなのです。
デメリット
・家賃が高い、学費が高い、物価が高い。
まず家賃問題。2LDK〜3LDKくらいで調べてみたところどんなに安くても30万円以上は しました。場所によるとは思いますがあまり郊外に行くとそれはそれで通学などが大変になりそう。学校に通える距離のコンドミニアムで、と絞っていくと30万円台後半〜がボリュームゾーンでした。
そして学費問題。せっかく海外に行くならインターナショナルスクールに入れたいと思い ますが、安くても年間200万円〜300万円台がボリュームゾーンでした。
ちなみに現在長女が通っているバイリンガル教育の幼稚園は年間100万円ちょっとです。よって学費は少なく見積もっても2倍になります。
最後に生活費問題。ローカルレストランは比較的安いようですが、お酒や野菜などは日本 と比べるとかなり割高になります。
おそらくシンガポールに移住した場合、我が家はけっこう背伸びして暮らさないといけないと思われます。そこだけはちょっとテンション上がらないなあ〜
【海外移住】マレーシア編
アジア圏内でシンガポールに続く人気の移住先がマレーシア。近年では日本からの移住者も大幅に増えています。ビザのハードルが上がったことからもその人気が伺えます。
ビザのことは後述するとして、まずはマレーシアに住むメリット・デメリットをみていきましょう。
メリット
・物価が安い。
日本と比べると約3分の1程度と言われています。
特に住居費は日本に住んでいるよりも大幅に抑えられる。例えば、以下のような素敵なコンドミニアムが月10万円ちょっとで借りられてしまう。

(出典:エリッツインターナショナルマレーシア)
これぞマレーシアが選ばれる大きな理由なのではないかと思われます。
デメリット
・医療費が高くなりがち。
マレーシアでは外国人が公立病院を受診することは難しいため、私立病院に行くことになります。そのため医療費がかさむという点ではマイナスになります。行くなら医療保険に入るなどしっかりと対策が必要になりますね。とくに小さい子供がいる場合、すぐに熱を出したり、ケガをしたりと病院に行くことがたびたびあるのでしっかり準備したいものです。
【海外移住おすすめ】フィリピン編
シンガポール、マレーシアに続き注目されるのがフィリピン。
フィリピンはビザの取りやすさ(後述します)からも移住者が増えている国です。それではフィリピンについてみていきます。
メリット
⑴これから発展が期待される国。
フィリピンの人口は1億超え、そして平均年齢は24歳。これからのフィリピンを担う若者がたくさんいます。よってこれからどんどん豊かになっていく可能性を秘めた国なのです。
ちなみに日本の平均年齢は49歳です。
これまではシンガポールやマレーシアの影に隠れ、大きな注目を浴びることが少なかったフィリピンですが、今後の成長はとても気になるところです。今後ビザが取りにくくなるであろうと予想されますので、今のうちに行っておくのは賢い選択かもしれません。
⑵物価が安く、日本食も豊富。
日用品や食料品、外食などは日本に比べると抑えられます。しかし家賃については「安い」と一言で表せない部分です。と言うのも、フィリピンは治安が良いとは到底言えないためコンドミニアムに住む場合、セキュリティー面に重きをおいて探す必要がある。そうなると家賃も上がります。
実際、マニラの中心であるマカティやBGCあたりだと50平米ほどで月15万円以上の物件が多い。ただしその分、24時間警備員が常駐していたり、プールやジムが完備されていたりと付加価値があることは間違いない。総合的に見れば「日本より安い」という情報は間違っていないことになります。
子連れの場合、何よりも【身の安全】が重要であるため、期待していたほど家賃が安くなくても妥協はできないですね。
⑶日本食が気軽に食べられる。
海外に住むと、ふとした時に日本食が食べたくなると思います。
フィリピンには、【吉野家】【丸亀製麺】といった日本でお馴染みのチェーン店も出店しているため、日本食も気軽に食べられるのもうれしいポイントです。
デメリット
・治安が良いとは言えない。そして銃社会である。
子連れ海外移住といえば、一番心配なのが【治安】
治安だけで選ぶならシンガポールなど安全な国を選べば良い。
しかし現実問題としてビザの問題や物価の高さからそう簡単に治安だけで移住先を選ぶことはできない。まずフィリピンに住むならマニラを検討しています。そしてマニラはフィリピンの中でも犯罪が多いと言われている都市です。
ちなみに60カ国の都市を対象とした「都市の安全性ランキング(※1)」でマニラは60カ国中 43位と言う結果。これをみると不安が煽られます。ちなみに1位は東京でした。
治安の問題は、住む場所、学校と家の距離(無駄に長い時間外をウロウロしないですむ距離感)などで少しでもリスクを減らすよう努力が必要になります。
以上、ここまではそれぞれの国の魅力、そして注意すべき点などをみてきました。
では実際、海外移住に一歩踏み込むときに乗り越えるべきハードルについて考えたいと思います。
【海外移住】乗り越えるべきハードル
海外移住のハードルは、細かいことをいうとたくさん出てくるためここでは【ビザ】【英語力】に絞ってお伝えしていきます。
1.【海外移住】どんなビザでいく?単独渡航を想定して考える。
海外移住を考えている我が家に一番大きくのしかかっているのが【ビザの壁】です。
ビザには国によっていろいろな種類があり、どのビザで行くのが一番良いのかを深堀りしていきます。
ここでは基本的に我が家(単独渡航)を想定してお話しています。
我が家の場合、夫は日本に会社があるので現地での就労はできないため、わたしが就労を目指すか、もしくはリタイアメントビザを模索するか、と言う方向性で探っています。
【シンガポール】
・就労ビザ(S Pass)
短大卒以上、月給24,000SGD以上(約23.5 万円くらい/2022.8時点)ただし子供や配偶者などの家族を帯同させたい場合は、月給6,000SGD以上(約60万円弱)であること。滞在期間は最長2年で延長は可能。
シンガポールにはリタイアメントビザと言うものがないそうです。よって、移住のために一番現実的なのは就労ビザをとる方法。しかしながら家族帯同となると月給の額がぐんと上がりますね・・・!!
【マレーシア】
・就労ビザ(Employment Pass)
大卒以上、月額最低でも5,000リンギット(約15万円)の収入、かつ3年以上関係業務についた経験があること。
・長期滞在ビザ(MM2H)
定期預金(約2600万円以上)、マレーシア国外の月収100万円以上、流動資産3900万円以上。うーーん。こちらもなかなか私には難しそう。
【フィリピン】
・就労ビザ(Prearranged Employee Visa)
月収の金額的な縛りはなさそう。明確な雇用契約書があり、その職務が日本人でなければならない理由が説明できれば良いらしい。(たぶん・・・)
・永住ビザ(APECO特別永住プログラム)
初期費用約400万円、5年に1度入国すればOK、1年に1度13万円くらいの更新料みたいな維持費がかかる。
シンガポールやマレーシアに比べると、フィリピンは圧倒的にハードルが低め。
2.海外移住に必要な英語力とは?

2つ目のハードルとして上がるのはやはり英語力。
では「どのくらいの英語力があれば良いのか?」
就労する場合と、しない場合でも大きく差があります。
実際に求人を調べてみると、就労する場合には【最低でもTOEIC600点以上】と言うのが一つの目安になっていました。海外で日本人を相手にする仕事だとしても現地の人も雇っている場合、社内の公用語は英語だったりします。日常会話程度の英語力は必要なのでしょう。
あとはTOEICで点数が取れていたとしても、実際に現地で聞く生きた英語と言うのはなかなか聞き取れないと思われます。
リスニング力を高めるためには、オンライン英会話などで鍛える必要が出てくるでしょう。
【まとめ】海外移住先のおすすめは?まずアジアから一歩踏み出そう。
ここまで、海外移住のおすすめ地としてアジアについてまとめてきました。
うん、やはり海外移住のハードルはなかなか高いですね。特に我が家の場合、英語ができませんからね。
ビザも英語力も、どうにかして解決して行かなければいけません。この件についてはまた今後も深堀りしていきます。
それでは、今回のお話を以下にまとめます。
1. 初心者はまずアジア?おすすめの海外移住先。
⑴なぜアジア? → 見た目に共通する安心感や、日本との距離が近い。
⑵シンガポール → 物価が高い、でもトップレベルの教育が受けられる。
⑶マレーシア → 医療費などは高くつくが、物価が安いため高い水準の生活ができる。
⑷フィリピン → 治安の心配はあるが、これから大きく成長する期待国。
2.海外移住で乗り越えるべきハードル
⑴ビザ問題
a.シンガポールは就労ビザの条件において超えるべき月額給与額が高額。
b.マレーシアは就労ビザにも職務経験が必要だし、長期滞在ビザ(MM2H)は高額。
c.フィリピンは就労ビザや永住ビザが取りやすいが、就労には英語力が必要。
⑵必要な英語力
目安としてTOEIC600点以上とリスニング力が必要。
※1 出典:Safe Cities Index 2019
※2 出典:OECD(経済協力開発機構)